1980年度を調査!

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目 次

当時の習慣

毎月20日は?

 『月刊いちごえほん』(サンリオ)の発売日。漫画の『あんぱんまん』はこの年、第44回から第55回まで掲載され、次年度へ続く。第53回から『アンパンマン』に改題された。

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できごと

幻のキャラクター!?

 1980年(昭和55年)3月19日、『月刊いちごえほん〔4月号〕』(サンリオ)が発売。漫画の『あんぱんまん』の第44回にフケツマンが登場。読者のアイディアで生まれたキャラクター。『月刊いちごえほん』に連載されていた『あんぱんまん』では純レギュラーだったが、絵本などの世界線が違う作品では、かびるんるんやべろべろまんなどにポジションを奪われている。

本当の初登場

 『月刊いちごえほん〔1980年3月号〕』に掲載された『ヤン島だより』で次号の予告として。顔に直接足が生えているフケツマンだが、この時は胴体も描かれていた。

ばいきんまんは引退?

 1978年(昭和53年)にデビューし、悪役として作品を盛り上げてきたばいきんまんだが、この年は半年ほど姿を消している。そしてそのブランクが始まるタイミングに登場したのがフケツマンだ。ばいきんまんは結局、復帰したが、やなせ先生はもしかしたら、悪役を交代させるつもりだったのかもしれない。そう考えると『月刊いちごえほん〔1980年3月号〕』に掲載された『あんぱんまん』の第43回も衝撃的なラストが、それをほのめかすもののように思えてきた。

NHKで『あんぱんまん』が再放送

 1980年(昭和55年)4月1日午前9時45分から同9時55分、NHK総合の『おはなしえほん』で。『アンパンマン』の知る人ぞ知るアニメ化作品。語り手は女優の中村メイコさん。本放送は同年3月13日。

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『ラーメンてんし』が掲載!

 1980年(昭和55年)4月、フレーベル館の月刊保育絵本が定期購読している全国の幼稚園や保育園などに配布。そのひとつである『キンダーおはなしえほん〔5月号〕』で。キャラクターは『アンパンマン』にも登場する。

『あんぱんまんとしょくぱんまん』が掲載!

 1980年(昭和55年)5月、フレーベル館の月刊保育絵本が定期購読している全国の幼稚園や保育園などに配布。そのひとつである『キンダーメルヘン〔6月号〕』で。しょくぱんまん初登場ストーリーを絵本用に描き直したもの。

おむすびまん登場!

 1980年(昭和55年)3月20日、『月刊いちごえほん〔4月号〕』(サンリオ)が発売。漫画の『あんぱんまん』の第62回で。外伝作品の主人公にもなった。

『アンパンマン〔1〕 たんじょうのまき』が刊行!

 1980年(昭和55年)11月、サンリオ。レーベルは『サンリオ・キャラクターブック』。巻表示が気になるが、続きらしき本は見つからず。

いちごえほん版との関係?

 『月刊詩とメルヘン〔2003年(平成15年)8月号〕』(サンリオ)では『月刊いちごえほん』に連載された『アンパンマン』の単行本として紹介している。しかし、やなせ先生には申し訳ないが、実際にはいくつかの話をベースにした別の作品。
 いちごえほん版は、2016年(平成28年)10月13日、フレーベル館と復刊ドットコムから『だれも知らないアンパンマン』というタイトルでやっと単行本化された。

NHKで『あんぱんまん』が再放送

 実はNHKでも放送された『アンパンマン』のひとつ。1981年(昭和56年)3月10日午前9時45分から同9時55分、NHK総合の『おはなしえほん』。語り手は女優の中村メイコさん。本放送は同年3月13日。

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